夏の「祇園祭(おぎおんさぁ)」の熱気に包まれる中、バーで働きながら密かに探偵業も営む・宇佐見蓮(寺西拓人)は相棒の山下健斗(肥後遼太郎)と共に、タモ網片手に脱走したペットの亀を探していると、DV夫から逃げてきたと言うシングルマザー・凪(大原優乃)と出会う。蓮と健斗は、凪の働き口と凪の息子を預けられる託児所を紹介するが、安心したのもつかの間、凪の息子の誘拐事件が起きる。凪は息子が地方創生担当大臣・板倉雄馬(西岡德馬)の息子・靖幸(室龍太)と凪の間に生まれた子だと明かす。一方、板倉雄馬は天文館の再開発を強引に進め、街の人たちの居場所だけでなく思い出をも奪おうとしていた。蓮たちは、凪親子と天文館を守るため立ち上がる